18歳選挙権者の政治活動


「選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け、文部科学省が昨秋、それまで規制していた校外での政治活動への参加を解禁した。」との某新聞記事を見て行く末の日本の政治は、未来は大丈夫なのかと疑問を持った。
その年の9月から次の年の3月に掛けて誕生日が来るもの(推定約58%)はほとんどが高校3年生であると思われる。
進学するもの(推定90%)にとっては非常に重要な進学勉強時期だ。又、就職するもの(推定10%)にとっても重要な就職活動時期だ。政治活動にのめり込んでしまい、政治に被れて本来の学業のあり方を忘れてしまうのではないかと思われる。優劣の格差が広がり益々の格差社会になってしまうのではない又、身近な勧誘者の主義主張に感化されて視野が狭くなり、柔軟な高校生としての思考力が弱まるのではないだろうか。政治活動とともにそれが過剰化して周囲に迷惑を掛けて警察のお世話になってしまうものも出てこないだろうか。せめて、愛媛県立全校の生徒のように街頭デモなど校外の政治活動に参加する場合は、事前に届け出るように校則を改定する等の善後策を決めて、生徒が本来のあるべき姿を忘れないようにしてもらいたい。