女子の思春期の性


1 思春期から大人になるための女子小・中・高校生のための準備                
 小学校高学年から18歳頃までの期間に女性ホルモンの働きによって胸が膨らみ、月経が始まり、性毛が発達し性器の活動が開始されます。
 性器には外性器(大陰唇・小陰唇・尿道口・クリトリス*1・膣口・処女膜((ハイメン)))と内性器(卵巣・卵管・子宮・膣((バギナー赤ちゃんの通り道)))があります。
 初経(初めての月経)は9歳から16歳までに発生しますが12歳から13歳までがもっとも多いといわれています。
 脳から「赤ちゃんを造る準備をしなさい」と命令がありそれによって月経が始まりますが生理はケガの血と違い血液と子宮内膜の一部が剥れたものです。50歳くらいまでは一月に一回、成長した卵子が卵巣から排出され(排卵といいます)        子宮内で男性のオチンチンから射精された精子と合体(妊娠といいます)しなければ赤ちゃんは出来なく子宮内膜がはがれて膣を通って血液とともに体外に排出(月経)といいます)されます。                              ついでに述べておきますが、最も妊娠しやすい日は生理が終わった直後です。1ヶ月間基礎体温(朝起きる前に寝床で基礎体温計を使用)をつけておくと生理直後に基礎体温が最も低くなり(排卵日で、最も妊娠しやすい日です。)その後、急に高くなることがわかります。このことをよく理解して妊娠や避妊に役立てましょう。男女交際していても赤ちゃんを産む(妊娠期間約10ヶ月と10日)と女性の肉体及び生活がどうなるかをよく想像して性交(男性のオチンチンを女性の膣に挿入してピストン運動をして射精すること)をしたがる男性にも理解を得てコンドームや一人Hで我慢してもらう等二人で相談しましょう。肉体的にも精神的にも犠牲になるのは女性のみです。堕胎した場合子宮内粘膜が傷つきます。赤ちゃんが欲しくてもできにくくなることもあります。このことは非常に重要なことです。
 初経がきたら大人に近づいたと喜びましょう。月経になるとまた初めから赤ちゃんの準備のため1ヶ月ぐらいかかります。生理の期間は一般的に3日間から7日間ですが4日以内:12%、5日:30%、6日:39%7日16%、8日以上:3%という統計があります。月経の周期ですが月経が始まり次の月経になる(25日から38日周期)までには量が多いと1日30g(期間内に大匙3杯、50gから100g)1日目は少なく3日目が一番多く1日目:1g、2日目:20g、3日目:30g、4日目:12g、5日目:7g、7日目:4gという統計があります。
 月経になると、眠く(月経前:23%、月経後30%)なったり、胸が痛くなったり、腹痛(月経前:35%月経後:56%)が起きたり、下腹が痛くなったり、乳房(月経前:31%、月経後:18%)が張ったり、腰痛が起きたり、気分がいらいら(月経変え:22%、月経後38%)したりします。
 初経は10歳から15歳(12歳から13歳が最も多い)色は赤色、少し黒味がかった赤色)でおきますが
「びっくりしたり、恥ずかしがったり、友達から聞いていたのであせったり、下痢かと思ったり、お母さんや友達からおめでとうといわれたり」と色々あるようです。
月経になったら膣の入り口(オシッコの出口とウンチの出口の間に処女膜とともにあります)生理用ナプキンをあてがいます。ナプキンはショーツをはいてみて体にフィットしたものがよくトイレに行くたびにこまめに変えたがよいです。経血のついたところを内側にたたみトイレットペーパーで包みトイレのナプキン収納器に入れましょう。下着や生理用ショーツについた場合は水かぬるま湯で洗います。お湯で洗うと落ちなくなります。ナプキンの内側には吸水帯、防水シート、肌触りのよい化繊、左右固定の羽(ウイング)で出来ています。
 ナプキンの選び方。
経穴の量が多いときや体育のときや夜はおおきめで羽根(ウイング)がついているもの普通のときは20cmから21cm、小さいものは17cm、やや長いもので22cmから24cm厚さは5mm.から7mm,
2mmから3mm,1mmから2mm)ウイング付き、ウイングなし、立体ショーツ等、ショーツにも色々あります。
 生理用品の準備:ナプキン・生理用ショーツ・カレンダー(自分の生理日をつける)ポーチ
 初経になると身長が伸びにくくなることはありません。身長が伸びた後に初経になることが多いものです。
 月経でないときに卵の白身のようなものが出ますが、織物とよばれ分泌物で月経が始まる前にかゆみとともに起こりますが心配は要りません。下着は黄色のしみがつきます。貧血になりやすいのでレバー等食べて貧血対策が必要です。太るのがいやで減食するのは生理不順になりがちです。やめましょう。
1ヶ月に一度も来なかったり2回きたりしたときは初経は乱れやすいものですが3ヶ月以上ないとき医師に相談しましょう。塊が出る。親指ぐらいの固まりは心配要りません。子宮内膜の一部がはがれて黒いたまりになったものです。おなかが痛い。子宮の筋肉が収縮するためです。おなかを温めたりお風呂に入ったりして、痛みがひどいときは痛み止めの薬を保健室の先生や家族に相談して、もらいましょう
 月経の時期を変える薬がありますか。ホルモン剤がありますが修学旅行と水泳するときとかにお医者さんによく相談して1ヶ月前から服用します。           生理期間が友達と違って心配。10日以上ある場合はお医者さんに相談するとよいでしょう。生理期間中は病気ではありません。普段と同じ生活をして体育の授業もなるべく参加するようにしましょう。                        月経時はふろに入っても大丈夫です。もし汚れたらきちんと掃除をしておきましょう。学校や外出先で急に生理になった場合は保健室の先生に相談してナプキンを借りましょう。そして後日お返ししましょう。外出先では取り合えずテッシュペーパーを厚めにあてがい、また、公衆便所等のトイレットペーパーを利用しましょう。外出時にはあらかじめ予測してナプキンを携行しましょう。旅行等はナプキンは普段よりは多めに持って、夜用、生理ショーツも携行しましょう
 月経時周りの人にばれても心配は要りません。いつものように過ごしナプキンはポーチに入れて起きましょう。経血のにおいも他人は気になりません。タンポン:綿をギューッと固めたものです経血を吸い取り体の外に出ないので水泳のときに便利です。月経は人には移りません、手帳等のカレンダーに自分の生理日を記録しておくと自分の生理周期等がわかり非常に役立ちます。
  おうちの方へ
 思春期は精神的に不安定です。
子供から大人へ:女の子は8歳ぐらいから乳房が膨れ10歳から11歳で初経が始まり8歳から12歳で性腺刺激ホルモンにより卵巣から女性ホルモンが分泌されて血液を通して全身にいきわたります。
 初経教育:
誰が何時何を教えるか初経が始まってからでは遅く一番身近な方が事前に教育すべきです。
 胸が痛くなるとか下り物がはじまるとか自分の体験を隠さずに話すことが大切です。
 女性は女体のすばらしさを初経の意義と赤ちゃんを造ることは女性の使命だと教えるべきです。
 生理用品は早めに準備しナプキンには色々の種類がありその使い分けを教えましょう。
 生理ショーツ・下り物ショーツは初経の1ヶ月前からこまめに準備するとよいでしょう。
 子供が性に関して関心をもたらよき相談相手になりましょう。男女の性のいとなみは人間とって非常に大切でありまた男女のコミニュケーションを図る大切な手段であることも納得のいくまで話しましょう。ただし、男女交際には危険が伴うことも、特に女性が傷つきやすいので非常に注意も必要なことも話しましょう。この記事が皆さんのために少しでもお役に立てばまだ若く未熟な私ですが私も幸せです。

*1:陰核男性のオチンチンに相当し非常に敏感です。