日ロ首脳会談(特に北方領土問題)に関して安倍内閣総理大臣への提言

日ロ首脳会談(特に北方領土問題)に関して安倍内閣総理大臣への提言
1 安倍内閣総理大臣は、10月3日の衆議院予算委員会民進党の前原議員の基本的質疑において「12月のプーチン大統領安部内閣総理大臣の日ロ首脳会談で2島(歯舞・色丹)先行返還論では、後の国後・択捉2島は返還されなくなってしまう恐れがある」との質問に対して「4島の帰属問題を解決して平和条約を締結する、従来の政府方針と変わらない」と回答されているが、それは具体的にどういうことかはっきりしていない。4島か2島かそれとも他の案か、もしもプーチン大統領が2島のみとか他の2島は継続協議にすると断言した場合にはどうするのか安倍内閣総理大臣の構想を日本国民に分かりやすく具体的に回答していただきたい。外交交渉は直前まで秘密にしておいたほうがいいという意見も有るだろうが、ロシア側だって具体的に3案は解決策を練って、練って腹案として持っているのだろう。それに対して当然、安倍内閣総理大臣も対策案を熟慮しておられることでしょう。お互いが2島か4島かは非常に重要なことなので現時点で国民が交渉予定内容を知っていてもおかしくないし日本側にとっても不利にならないと思う。それだけの自信を持っておられることだろう。又、安倍内閣総理大臣は4島一括返還要求し、プーチンン大統領が「4島を一括返還しない」と言わせないように最良案及び行動方針を1998年4月の橋本・エリツエン川奈首脳会談時の橋本提案(ウツプル島と択捉島の間に国境線を引きロシアが4島の日本の主権を認めれば返還時期は柔軟に対応する。)もしそれができないようならば現時点でプーチン大統領との日ロ首脳会談で領土問題を取り上げることはやめてもらいたい。まだまだ、解決のための環境整備が最高の機に熟していないと思います。大きなチャンスが今後やってくると思われる。それはロシアが(1)経済的に非常に困ったとき、(2)国際的な信用を失ってしまったとき、(3)これから先、益々の地球温暖化現象ででロシアの凍土が融解して大洪水が起こったり凍土の中に閉じ込められていた悪性ウイルス・細菌等がロシア全土を汚染したり色々と考えられる。ゴルバチョフ元大統領もチャンスを見計らってタイムリーが必要だと言っているのではないですか。それに今のプーチン大統領やロシア国を観察して信頼できますか。クリミヤ紛争のこと、シリア紛争のこと及びリオ・オリンピックの陸上選手の国家を挙げてのドーピング問題等を考えれば信頼ができないと思われます。今後、出現できると思われるもっと別の信頼のおける大統領に北方領土4島返還を要求してもよいのではないですか。又歴史的事実を追及しても日ソ中立条約を破棄して1945年8月15日終戦のために武装解除を準備していた日本の固有領土の千島列島北端の占守島(シュムシュ島)の日本軍に対して猛烈な砲撃の元に奇襲上陸進攻をした。これにより旧ソ連軍よりも米軍が北海道に進駐するのが先になって北海道の分割占領が阻止された。安倍内閣総理大臣もプーチン大統領と6回の会談や従来の発想の捉われない新しいアプローチで領土交渉に取り組むこと等日本のために尽力しておられますが、また、経済支援等、色々と考えていらっしゃいますが今、北方領土問題を必ず解決しなければならないということはありません。あせる必要は全くないと思います。必要ならば内閣官房報奨金を使用してでも4島返還を実現すべきだと思います。