#3平和ボケ国会論争

<#3 平和ボケの国会論争>
 国会では安全保障関連法案を審議しているが、時間ばかり掛けて一向に審議が進展していない。それは、政府も、与党も野党も戦後70年間、現憲法下、日米安保条約下、民主主義下、及び日本人の英知と努力によって今日まで経済発展したわが国の体制に甘んじているからである。憲法尊重は非常に重要であるが、今刺し迫ってわが国にとって重要なことは中国が南シナ海等に防衛目的として提唱しながら岩礁地域を埋め立てていることである。このことが既成事実化して、その海域・空域は中国が覇権化し日本は中東からの原油の輸入をはじめとする航海並びに航空活動が円滑に行かなくなると思われる。    現在、集団的自衛権の限定容認が憲法違反であるという学者が大勢を占めるので、今、憲法改正を国民に問うたら否決されてしまうだろう。そうなれば憲法改正への企図も努力も元も子もなくなってしまう。「日本の平和と独立のために、今、一番何をしなければならないか、最良の行動方針は何か」を全国民が真剣に考えるべきである。そのためには憲法改正が理想だが、今の日本の情勢では間に合わない、不可能と思われる。だからこそ憲法解釈を最近の国内外情勢に対応するように一部変更し、現実的に今国会での安全保障関連法案の審議を促進し、日米安保により日本の軍事的抑制力を高め、それとともに政治力・経済力及び外交力を高揚させるべきである。中国は、日本国土を、合法的に買い占めている。将来、著しい日本の少子高齢化で人口減少分を中国移民が埋めるようになる。産業は円高他国の貨幣安で日本の産業空洞化が進み海外生産とともに若い優秀な労働力が外国勤務になる。北朝鮮は、先軍優先政治で核を持ち、海上からの核弾頭を発射可能にし、拉致問題においても何の進展もない。ウクライナ東部地域問題でもわかるようにロシアは容易に北方領土を返還しない。不戦条約中にロシアの領土として既成事実化したのに。韓国も、竹島を手放さない。日本だけだ「軍事力が最大の政治力となり外交努力にも繋がる」ことを国民が意識していなく、又そのための政治をしていなく、ただ単に「外交努力で解決!戦争反対!改憲反対!と理想の言葉を合唱していれば日本が戦争に巻き込まれることはなく平和がやって来る」と思っているのは。この際、安倍内閣総理大臣をはじめとして政府も与党も野党も国民全員が「戦後70年間平和ボケした頭の意識改革」をしましょう。